倉敷の外村吉之介の薫陶を受け、喜如嘉に帰郷し研究に尽力され、2006年に人間国宝に認定されました。 「芭蕉布は糸づくり」と言われ、全工程の中でも時間を要します。特に近年人気の「煮綛(ニーガシー)」と呼ばれる芭蕉布に使用される糸は、芯に近いところの一本の糸芭蕉から数グラムしか取れないとされています。芭蕉の糸を綛(かせ)の状態で煮込んで木灰で精練すると糸が柔らかくなることによって、草木の色が定着しやすくなり、色鮮やかに染まります。 生成り地の艶に、芭蕉布復興に人生を捧げられた平良敏子さんの集大成として輝いています。倉敷の外村吉之介の薫陶を受け、喜如嘉に帰郷し研究に尽力され、2006年に人間国宝に認定されました。 「芭蕉布は糸づくり」と言われ、全工程の中でも時間を要します。特に近年人気の「煮綛(ニーガシー)」と呼ばれる芭蕉布に使用される糸は、芯に近いところの一本の糸芭蕉から数グラムしか取れないとされています。芭蕉の糸を綛(かせ)の状態で煮込んで木灰で精練すると糸が柔らかくなることによって、草木の色が定着しやすくなり、色鮮やかに染まります。 生成り地の艶に、芭蕉布復興に人生を捧げられた平良敏子さんの集大成として輝いています。
平良 敏子(たいら としこ)。1920年、沖縄県喜如喜生まれ。喜如喜に工房を構える。 喜如喜の芭蕉布保存保持団体(重要無形文化財グループ認定)民芸運動の外村吉之介に師事。