染織こうげい神戸店では、7月10日(木)より14日(月)までの5日間、沖縄の伝統織物の魅力を存分にご堪能いただける特別企画展「ちゅらぬぬ展(美しい布展)」を開催いたします。
“ちゅらぬぬ”とは、沖縄の方言で「美しい布」という意味。南の島々で大切に受け継がれてきた伝統の技と心、その手仕事のぬくもりと誇りを、ぜひこの機会に感じていただければ幸いです。
今回の展示では、沖縄本島から八重山諸島まで、さまざまな地域の織物が一堂に会します。以下に、出品予定の代表的な作品をご紹介いたします。
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🔹与那国花織 着尺
日本最西端・与那国島に伝わる織物で、花織特有の立体的な文様が特徴。鮮やかで力強いデザインが魅力です。
🔹宮古上布 キモノ・八寸帯
沖縄を代表する高級麻織物。細い苧麻糸を手績みし、藍や植物染で染め上げた極上の布。さらりとした肌触りと光沢感が際立ちます。
🔹喜如嘉の芭蕉布 九寸帯
沖縄本島北部・喜如嘉で織られる、日本で唯一の芭蕉布。糸芭蕉から取れる繊維を使い、全行程が手作業。通気性と軽さに優れた逸品です。

🔹読谷山花織 九寸帯
沖縄本島中部・読谷村に伝わる織物。可憐な絣模様と花織の繊細な表情が帯に豊かな表情を与えます。
🔹首里花織 半巾帯
琉球王朝時代に王族のために織られたとされる格式高い織物。現在では高い技術を要する花織の代表格で、気品ある柄行が魅力。

🔹八重山上布 着尺
石垣島を中心に織られる麻の上布で、夏に心地よい清涼感を与えてくれる逸品。藍染や絣模様が爽やかさを引き立てます。

🔹琉球かすり 着尺
沖縄の伝統織物を代表する「琉球かすり」は、300年以上の歴史を持ち、かつては王府の保護のもと発展した格式ある織物です。幾何学模様を中心に、自然・動植物・生活道具などをモチーフとした多彩な絣模様が特徴で、「琉球王朝の絣」とも称されてきました。
その中でも「大城廣四郎工房」は、沖縄県南風原町に工房を構え、琉球かすりの最高峰として全国的にも知られる存在です。初代・大城廣四郎氏は、戦後復興期の琉球かすりの技術継承と復興に尽力し、沖縄県指定無形文化財保持者(個人認定)にも認定されました。
現在もその志と技術は息子・孫世代へと脈々と受け継がれ、手括りによる絣糸の精緻な合わせ、草木染による優しい色合い、伝統文様の再現など、手間と時間を惜しまない丁寧な仕事ぶりが、多くの愛好家の信頼を集めています。
大城廣四郎工房の作品は、一見すると控えめながらも、着るほどにじわじわと魅力を放つ“静かな風格”があります。見た目の軽やかさとは裏腹に、精密に合わせられた絣文様は熟練の技の結晶。色調は伝統の藍・墨・黄・茶などを基調に、現代の感覚に合った配色も取り入れ、幅広い年齢層に受け入れられています。
また、絣の模様ひとつひとつにも意味が込められており、「豊作」「健康」「繁栄」などの願いが込められた意匠も多く、まさに身にまとう“文化”といえる織物です。

🔹南風原(はえばる)花織 九寸帯
沖縄本島南部・南風原町に伝わる花織。カラフルな幾何学模様や多彩な技法が光る美しい帯です。

🔹ミンサー織 八寸帯
“いつ(五つ)よ(四つ)までも”という意味を込めた柄が特徴。丈夫で締めやすく、日常使いにもぴったりです。
🌺夏のコーディネートに彩りを添える沖縄の織物は、その土地の風土や文化を映し出すかのように、軽やかで涼やか。それでいて奥深い手技の美しさと背景に息づく物語に、心惹かれる方も多いことでしょう。
今回の「ちゅらぬぬ展」では、普段はなかなか手に取ることのできない貴重な織物を、実際にご覧いただきながら、その魅力をご体感いただけます。
数に限りがございますが、すべて一点物となっておりますので、お気に入りに出会われましたらぜひお早めにご相談くださいませ。
価格や詳細についてご興味のある方は、どうぞお気軽にお電話にてお問い合わせください。
📍【会場】染織こうげい神戸店
〒650-0021 神戸市中央区三宮町2-5-12
☎ 078-333-5185
🕐 営業時間:11:00~18:30(火曜定休)


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