丹波篠山の丹波木綿工房を訪ねました

新大阪から車で市街地を抜け1時簡30分程走ると、山あいの中に昭和中期にタイムスリップしたかのような、まるで映画「オールウェイズ 三丁目の夕陽」を見ているような、時間も止まってしまったかのような、骨董の街が現れました。
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ブリキ玩具プレス機 現役です!

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昭和20~30年代には懐かしい鉄人28号のブリキ玩具プレス工程。

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古い街並みを保存したり、古民家を再生するまちづくりをすすめているので街中が骨董です。

その中心地に谷口公子さんの工房はあり、丹波地産の綿のみを草木で染めて高機で織る全ての工程を自身の手技でこなし、丹波木綿を遺したいと後進の指導にも頑張っておられる方です。
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谷口公子さん82歳です。
明るくお元気に木綿、染、織、篠山の話を聞かせていただきました。

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篠山産の木綿のみを使用されているとのことです。
綿を棒状します。

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撚りをかけながら糸にします。

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糸に撚られた綿。

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染めは地元の草木で全て染められているそうです。
藍染は山陰地方にお願いすることもあるそうです。

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茶色は栗皮で染めるものと、茶綿をそのまま使うものとあるそうです。
染料の材料は山に囲まれているので不自由しないとおっしゃっていました。

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長年愛用の自作の丹波木綿の作業椅子。

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今まで織られた作品の一部。

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真ん中の緯絣に見える部分は摘み絣という技法だそうです。

谷口工房での研修後の茶処
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谷口工房の斜向かいには 古本と茶処 こなん堂 さんがあり、
素敵な空間の中で美味しいコーヒーとチーズケーキ、シフォンケーキなどと、
キモノ好きなご夫婦の集めた着物雑誌などを見てまったりとしたひと時を過ごさせていただきました。
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簾げ傘?

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裏手の土蔵は補修中で漆喰塗り仕上げにされるそうです。
これも楽しみですね。

春から秋の第一、三の土、日が基本営業日です。
美味しいコーヒーとケーキごちそうさまでした。

旧武家屋敷街では水琴窟の音色に癒され、
史蹟、名所満載の篠山市の中心を流れる小さな川で蛍が見られるとのことで
夕食後に宿から5分程の所に歩いている途中、
我々8名でお酒も少々嗜んでいたので煩かったのか(?)家から出て来たおじさんが「蛍なら案内してあげるよ」と案内していただきました。
こんな中心街での蛍の群生にはビックリでした。

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食べものも地産の野菜やジビエが豊富で、地元の酒屋さんに紹介されて伺った中華料理屋さんの
洗面台が中華鍋でしたのでパチリ!

篠山の皆様、美味しい空気と食事、心安らぐ街並み、人情すべてに感謝です。
本当にありがとうございました。

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