ほっこりとした優しい雰囲気が魅力の、岡本紘子氏による型絵染の帯。
梅や蝶々の文様からは、春の訪れを感じさせるあたたかな季節の空気が伝わってきます。
岡本紘子氏は、人間国宝・芹沢銈介氏に師事した染色作家であり、
芹沢銈介が確立した型絵染の技と民藝の精神を現代に伝える継承者の一人です。
その手から生まれる作品には、どこか懐かしくも新しい温もりが宿ります。
型絵染は、顔料を用いて染めるため、柄の発色が鮮やかで美しいのが特徴です。
やわらかな色調の中にも程よい存在感があり、コーディネートの差し色としても絶妙。
派手すぎず、上品に季節感を添えたい方にぴったりの一本です。
心がふっと軽くなるような、ごきげんな一日の装いに。
作品名「春風にのって」の名のとおり、春の彩りをそっと添えてくれる一本です。
