蔵前の岩崎さん工房へ

先日、蔵前にある岩崎訓久さんの工房を初めて訪ねました。山梨の工房に伺って以来、気がつけば10年ぶりくらいになるでしょうか。

静かで穏やかな蔵前の街並み。小さな路地を歩いていると、ふと東京にいることを忘れてしまいそうになります。

工房では、浜松での【絲ぢから】に向けて制作中の反物や出品予定の織物を、少しだけ見せていただきました。帯裏に工夫を凝らしたもの、軽やかな木綿の着物など、新しい色や素材感がとても新鮮で、どれも岩崎さんらしさが感じられるものでした。

毎年どこかに新しさを織り交ぜながら、芯の通った仕事をされている岩崎さん。長年のファンも多く、毎回楽しみにしてくださる方が多いのも納得です。今回も、大人気の帯揚げショールや半衿も全て一点もので、そちらも楽しみのひとつ。工房の中も、岩崎さんご夫婦のこだわりが詰まっていて、つい目移りしてしまいました。

まだ岩崎さんの織物を直接ご覧になったことのない方にも、ぜひこの機会に足を運んでいただけたらと思います。きっと“織り”という言葉の奥深さを感じていただけるはずです。

【絲ぢから】
会期:4月24日(水)~28日(日)
岩崎訓久さん在廊予定:4月24日(水)~27日(土)
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

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