今年の 「染織こうげい 春の感謝祭」 は、浜松では珍しく雪が舞う中での開催となりました。足元の悪い中ご来場いただきました皆様に、心より御礼申し上げます。
産地ものや作家ものの着物が揃う中、今回は草履の六合さんによる修理のご依頼が特に多く寄せられました。

草履のお手入れと保管のポイント
長年履かずに大切にしまっていた草履ほど、台が硬くなり、重さがかかると割れてしまうことがあります。これは、着物を着る機会が減ったことや、梅雨時期の湿気の影響など、さまざまな要因が重なって生じるものです。
大切な草履を長持ちさせるために、以下のような保管方法をおすすめします。
・風通しをよくする(湿気を防ぐため)
・箱に小さな穴を開ける(空気の流れをつくる)
・蓋を少し開けて保管する(湿気を逃がす)
何よりも、着物を着て、草履を履いていただくことが最も長持ちさせる秘訣です。履かずに保管していると、どうしても劣化が進んでしまいますので、ぜひ気軽にお召しいただければと思います。
3月、春の装いを楽しむ準備を
もうすぐ3月。春の訪れとともに、着物を着る機会も増えてくる頃でしょう。
とはいえ、3月は寒暖差が大きく、着物や小物の選び方に悩む時期でもあります。
「どんな素材が適しているのか」「春らしい色合わせは?」と迷われることもあるかと思いますので、お店では、ゆっくりと 春の装いのご提案 をさせていただきます。
これからの季節、皆様に着物をより楽しんでいただけるよう、お手伝いできれば幸いです。次回の催しや新しいご提案についても、ブログやLINE公式アカウントでお知らせしてまいりますので、どうぞお楽しみに。